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ボラティリティ【Volatility】

ボラティリティとは、直訳すると「変動性/流動性」という意味がありますが、FXにおけるボラティリティとは、「価格の変動幅」のことです。

FXに関する本やページなどでは、よく「ボラティリティが高い」や「ボラティリティが低い」という言葉が出てきます。

1時間で100Pips動く時もあれば、1時間で10Pipsしか動かない時もあります。

●ボラティリティが高い=時間当たりの変動幅が大きい
●ボラティリティが低い=時間当たりの変動幅が小さい

このように考えられます。

ボラティリティ (GMOクリック証券(FXネオ)プレミアムチャートより)

ボラティリティは、常に「収縮と拡大を繰り返している」ということが大切なポイントです。
しかしボラティリティがずっと拡大を続けることはないですし、ずっと収縮を続けることもないです。

レンジ相場で売買のエネルギーを溜めていた相場は、いずれはブレイクアウト(拡散)していきますし、トレンドがどれだけ長く続いている場合でも、いつかはレンジ相場に入っていきます。

ボラティリティに関係する手法

VIX指数(恐怖指数)
VIX指数とは、ボラティリティ・インデックス【Volatility IndeX】の略称で、またの名を「恐怖指数」と呼んでおり、名前の通りボラティリティ(価格の変動幅)をインデックス(指数化)したものです。

シカゴのオプション取引所において、アメリカの株価指数であるS&P500のオプション取引でのボラティリティを元に作成していて、トレーダーの心理状態を示すデータとしても広く知られています。

数値の目安としては、10〜20までの数値で推移をしている状態が通常(普通の値動き)とされており、30を超えたときには投資家の心理状態は不安がだんだんと増えていきます。
さらに、40を超えてくると投資家の頭の中はパニック状態になってくるという事を表します。

VIX指数 (chartparkより)

なぜVIX指数を「恐怖指数」と呼ぶようになったのでしょうか。
為替相場が暴落を始めるとボラティリティが高くなり(値幅が大きくなり)、必然的にVIX指数も上昇します。

これが40を超えるようなVIXとなったときには、大問題!
「投売り」が頻繁に起きます。

多くの投資家は大きな損失に耐えられず「いくらでも良いから売ってしまおう!」といった大相場を示すことから

投資家たちの恐怖→「恐怖指数」

と呼ばれるようになったのです。

また、VIXが20〜30あたりをうろうろしている相場の展開は、マーケット参加者の心理状態は恐怖心でどんどん膨らんでいる状態を示しているので、思いがけないタイミングで相場が急展開を起こす状況を示しているとも言えます。

ボリンジャーバンド
ボラティリティを分かりやすくする為のインジケーター(テクニカル分析や様々な指標のこと)として「ボリンジャーバンド」があります。
ボリンジャーバンドを使うと、ボラティリティを視覚的に確認することが可能になります。

ボリンジャーバンド (GMOクリック証券(FXネオ)プレミアムチャートより)

つまりバンドが広がっているときは「トレンドが発生」しているとされ、バンドが平行(もしくは閉じている)ときは「レンジ相場」であると判断されます。

トレンド相場とレンジ相場をパッと見で判断することができることが、このボリンジャーバンドのメリットと言えます。

ATR(アベレージ・トゥルーレンジ)
ATRは、Average True Rangeの頭文字をとった略称で、ローソク足の変動幅(ボラティリティの高さ)の平均値をグラフとして示したテクニカル指標です。

実際にチャートを使って見てみましょう。

【ドル/円・1時間足】チャート
ATR (DMM.com証券(DMM FX)より)

今回は9日の平均値を表示してあり、上が価格を表すローソク足、下がATRです。
まず水色の丸の部分ですが、ローソク足が小さく値動きがほとんど見受けられませんね。
このとき、ATRは減少している=ボラティリティが低い状態だと判断できます。

ピンクの丸の部分では、ローソク足が大きく上下に動いているのがわかります。
このとき、ATRは上昇している=ボラティリティが高い状態となります。

FXは基本的にレートの差益を狙うものです。
よってボラティリティが高いときに取引をする方が短時間で大きく利益を上げることができます。

ボラティリティとレバレッジの関係

FX取引においてリスクを見極めるには、このレバレッジとボラティリティの両者の関係をしっかりと考えることが大切です!
ボラティリティが比較的大きい通貨で高レバレッジの取引を行うと、ハイリターンを得ることが期待できます。

しかし、その逆を考えるとでハイリスクも負う可能性もあります。
リターンの値が高ければ高いほどリスクも同じように大きくなります。

ボラティリティが小さい通貨は変動率が小さいので利益は少ししか得られませんが、レバレッジを効かせて少し多めのポジションを持てば多くの利益を得られる可能性があります。 値動きが小さな時間帯などに、このような取引をする投資家も多いそうです。

ただレバレッジをたくさん効かせて取引する場合、手持ち資金の中でどのくらいの損失なら受け入れられるか、どのくらい確実性の高い根拠があってポジションを持つのか、ということが重要です。

取引を行うとき、投資家たちが参考にするデータは実に様々です。
難しいことを根拠にしようとすれば幾らでもできます。

「さっきまでずっと同じような値動きしかないから、しばらくこの動きが持続するのではないか?」といった感じでもOKなので、初心者の方は色々な流れのパターンを考えて取引してみましょう。

ボラティリティと資金管理との関係

資金

損切りを固定の幅に設定していた場合、ボラティリティが変動したときは実際の為替相場に適さなくなってしまいます。

例えば、損切りを「10pipsに固定」と決めていた場合。
1時間で10Pipsしか変動しない低いボラティリティの為替相場であれば、損切りとなる確率は少ないです。

しかし、1時間で100pips以上変動する高いボラティリティの為替相場だった時、ノイズの動きですぐに損切りになってしまいます。
つまり固定のpipsにしていて損切りが行われると、相場の変動に対応できず、結果不利になってしまうということですね。

資金管理をしっかりと行っていくには、先に損切り幅を計算した上で、その幅によってポジションのサイズを増やしたり減らしたりと調整するのが理想的です。
そうすることで、毎回トレードで失う金額が一定になり、ボラティリティに合わせたストップを設定することができます。

ノイズ=大きく値動きはするが、結局は元に戻る要因のこと

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ピップスとは、FXで表現する最小値幅単位のことです。
為替が変動する際の最小値を1ピップスといい、ボラティリティを見る上でよく使われる単位です。

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投資家たちの恐怖心理を示すデータとして利用されており、高ければ高いほど投資家たちが恐怖と感じていることがわかります。
注目の経済イベント時にぜひ注目したい指標です。

・ボリンジャーバンド【Bollinger Bands】
トレンド系指標の中でも有名なテクニカル分析のひとつ。
移動平均線をベースにした分析方法で、初心者の方にも簡単に行えるのでしっかりと仕組みを理解しておきましょう。

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