キャッシングの返済が遅れたらどうなる?返済時に心得ておくポイント

近年キャッシング利用者は増加傾向にあり、貸金業者からの借り入れや申し込みの経験者は約3人に1人と言われています。
※参照:ダイレクトワン「キャッシング(カードローン)を利用したことがありますか?」より

近年ではキャッシング方法はどんどん便利になり、来店や郵送手続きをしなくてもWeb上で完結できるようになりました。
急な出費がある時や、どうしても手元のお金が足りない時に便利です。

しかしちゃんと返済計画を考えないと、返済が滞ってしまうこともあります。
ではキャッシングの返済が遅れてしまうとどうなるのでしょうか。

今回は返済が遅れた時に具体的にどうなるのかについてご紹介します。

キャッシングの返済が遅れてしまうと何が起こるのか

計画通りに返済できてる? キャッシングの方法はどんどん便利になっており、近年ではスマホさえあれば手軽にお金を借り入れできるようになりました。

しかしその手軽さゆえにどんどんお金を借りてしまい、返済が遅れてしまう人もいます。

お金は借りたら返すのが基本です。
その信用の上で、キャッシングは成り立っています。
そのため返済が遅れた利用者には、ペナルティが課されます。

では消費者金融や銀行で借り入れたお金の返済が遅れてしまうと、一体どうなってしまうのでしょうか。

返済に遅れると遅延損害金が発生する

キャッシング(カードローン)の返済が遅れると、「遅延損害金」が発生します。
これは利息とは別にかかる延滞料金で、延滞日数に応じて加算されていきます。

延滞中は限度額が残っていても、新たな借り入れはできません。
また自動融資も利用できなくなります。
また無利息での利用だった場合でも、遅延損害金は課されます。


さらに学生ローンでも、遅延損害金は発生します。
借り入れの際には、しっかり条件を確認しましょう。

キャッシング会社が設定した遅延損害金
会社名 返済方式
アイフル 20.00%
SuLaLi(アイフル) 20.0%(実質年率)
SMBCモビット 20.0%(実質年率)
プロミス 20.0%(実質年率)
プロミスレディースキャッシング 20.0%(実質年率)
レイクALSA 20.0%
楽天銀行スーパーローン 年19.9%

遅延損害金は、借り入れた元金に対する利率によって決定され、上限は制限利率の1.46倍と定められていました。
金利が年率18%だった場合、遅延損害金は18%×1.46=26.28%となります。

しかし貸金業法が改正され、遅延損害金の利率は20%を上限とするように定められました。
そのため会社ごとによって差がありますが、年率20%に設定しているところが多くなっています。

年率20%の遅延損害金の計算方法は?

まず借り入れているキャッシング(カードローン)の規約を調べ、定められた遅延損害金の利率と遅延した日数を確認します。

たとえばアイフルで100万円を借り入れ、1ヶ月延滞した場合は、100万円×20%÷365日(うるう年は366日)×30日=16,438円です。

利息の計算方法
”利用残高 × 実質年率 ÷ 365 × 利用日数=利息”

<借入金は100万円・遅延日数1ヶ月(30日間)の場合>
サービス名 遅延利率 加算分(1ヶ月)
アイフル 遅延利率:20.0%
1,000,000×0.20÷365×30=約16,438円
約約16,438円加算

上記は1ヶ月(30日間)遅延した場合の利息です。
もちろん、もっと延滞すればするだけ利息は膨れ上がります。

うるう年に限り1年の日数が366日になるので注意しましょう。
また遅延した日数は、基本的に返済日は含まれません。
遅延損害金の起算日は返済日の翌日となります。

そのため延滞日数は「起算日から実際に返済した日までの日数」となるのです。

遅延損害金は元金や利息とは関係のない支払いです。
そのため、遅延損害金だけ支払って、毎月の支払いが滞ってしまった場合は、さらに遅延損害金が加算されます。

支払日が過ぎて返済を滞納した場合、3ヶ月滞納してしまうと信用情報に金融事故情報として登録されてしまいます。
いわゆるブラックリストになりますので、借り入れの際は返済に気を付けて賢く利用ましょう!

信用情報に金融事故として記載されることがある

延滞を続けると、信用情報機関に遅延情報が記録されます。
これを俗に「ブラックリスト入りする」とも言います。

遅延情報が記載されるとカードローンだけでなく、クレジットカードなどあらゆる審査に通らなくなります。
この記録を消す方法は原則的に存在しません。
またこの記録は「最長5年間」保存されます。

少しの延滞日数や回数なら信用情報機関に記録されないこともあります。
しかしこれは公表されていないため、一体どれくらいの遅延なら記録されないのか分かりません。
延滞をしないことが一番です。

キャッシング会社に遅延を連絡した場合は?

返済ができないと分かった時点でコールセンターなどに連絡した場合はどうなるのでしょうか。

この時に対応は会社によって違うので一概には言えませんが、ある程度柔軟に対応してもらえることが多いようです。
そのためどうしても返済に困った場合は、とにかくコールセンターなどに一度連絡してみましょう。

ただし何度も遅延したり、遅延分の返済日も守らなかったりした場合は、信用情報機関に延滞記録が登録される可能性があります。

キャッシングを延滞した場合はどんな連絡が来るの?

返済を延滞した場合、いきなり差し押さえられたりすることはありません。

まず消費者金融や銀行から連絡がきます
その際に「どのくらい延滞してしまうのか」「いつなら払えるか」「どのくらいの金額なら払えるか」が分かっていれば、会社側に伝えましょう。
利用者が払う意思を見せれば、ある程度融通してくれることもあります。

ただし延滞日数がかさんだ場合はどんどん対応が厳しくなります。
では延滞した場合、どんな連絡がくるのか、ステップごとにご紹介します。

1.メールや電話、ハガキなどで連絡がくる
会社によって対応は異なりますが、最初はメールや電話、ハガキなどで連絡がきます。
最初の内はプライバシーが考慮され、個人あてに連絡がきます。
ただし自宅や携帯の電話に出ない、ハガキを送っても連絡がこないなどの場合は、勤務先に連絡が行く場合もあります。

2.自宅に郵送で督促状が送られてくる
電話やハガキで連絡しても返済がない場合は、自宅に督促状が届きます。
この時は「支払いに関するお知らせ」と表記されていることが多く、家族にバレる可能性が高いです。

また延滞が3ヶ月を超えたり、何度も返済が遅れたりした場合は信用情報機関に事故情報が登録されてしまいます。
さらに会社によっては長期延滞者に対して、自宅訪問を行う場合もあります。

3.全額一括で返済することを請求される
督促状が届いても返済などの対応をしない場合は、借入額の一括返済を設けられます。
期日を決めるために消費者金融や銀行などの担当者と話し合います。
どうしても返済ができない場合は、4の対応を取られてしまうことがあります。

4.裁判所の許可を取った後、差し押さえ
延滞が続いた場合は裁判になります。
借入には返済義務がありますから、よほどの理由がない限り債務者は裁判に負けてしまいます。
もし裁判で支払い能力があると判断された場合は、相談の上、分割で支払うことが可能なケースもあります。

裁判を欠席したり、支払い能力がないと判断されたりした場合は、強制的に財産を差し押さえられます。
具体的には預貯金や給与を差し押さえられます。
ただし給与の差し押さえは手取りの4分の1までと決まってします。

この時裁判所から勤務先に通達されるので、会社にも延滞がバレてしまいます。

どうしても返済できない場合は債務整理も視野に入れる

やむを得ない事情でどうしても返済できなくなった場合は、債務整理を考えましょう。
債務整理は自己破産だけでなく、いくつかの方法があります。

・任意整理
債権者と話し合い、解決に向けた手続きを行います。
たとえば今後の利息をカットしたり、毎月の返済額を下げたりします。
債務整理の約9割は、任意整理とされています。

・特定調停
監視裁判所の調停手続きを行い、債権者と返済方法について話し合って整理を行います。
任意整理の内容を調停で行うイメージです。

任意整理との違いは、簡易裁判所の調停委員が間に入ってくれることです。
調停が成立したら調停調書が作られ、その内容に従い返済を行います。

・個人再生
裁判所に申し立てを行い、借金を減額してもらう方法です。
任意整理や特定調停では、利息のカットはあっても、元本の減額は難いです。

しかし個人再生なら、元本を5分の1~10分の1まで減額してもらえる場合があります。
もし住宅ローンなどがあっても、「住宅資金特別条項」により、家を守りながら借金だけを減らすことも可能です。

・自己破産
裁判所に申し立てを行い、返済額を0にしてもらう方法です。

自己破産を行った場合、どんなに高額の借入が残っていても返済しなくてよくなります。
ただしデメリットもその分大きくなります。
住宅や株式などは全て処分され、新たにローンやクレジットを利用できなくなります。

どんなに借金に追い詰められても、解決する道は必ずあります。

どう考えても返済をし続けることができないのであれば、まずコトが大きくなる前に、どの方法が自分に向いているか相談しましょう。

延滞をしてしまった時にはどんな対処をすれば良いか

返済が延滞してしまった場合や返済できないことが確定した場合は、まずキャッシング会社に連絡しましょう。
返済が遅れることを相談すれば、返済期日を延長してもらえる場合があります。
この時でも、遅延損害金は発生しますので注意しましょう。

遅延損害金は1日ごとに加算されますので、貯金などがある場合は優先的にキャッシングの返済にあてるのがおすすめです。
会社によってはインターネットからでも支払いが可能ですので、一刻も早く支払いたい方は利用しましょう。

おまとめローンを利用して借金を分かりやすくする

お金をまとめる もし複数の会社から借入を行い、どのくらい借金があるのか分からなくなっている場合は、「おまとめローン」の利用も視野に入れましょう。

おまとめローンは複数社からの借入をまとめることで、毎月の返済を楽にできる方法です。

それまで複数社にそれぞれ支払っていた返済を1社にまとめると、返済額や利息の負担を軽減できます。
また返済日や返済金額が管理しやすくなるのもメリットです。

・貸金業者から複数ローンの借入がある
・総量規制における年収の3分の1を超える借入がある


上記のような状態の方におすすめです。

おまとめローンを取り扱っている消費者金融
会社名 サービス名 金利
アイフル おまとめMAX 3.0%~17.5%(実質年率)
プロミス おまとめローン 6.3%~17.8%(実質年率)

返済をスムーズにするには自動引落しがおすすめ

返済をスムーズにするには自動引落しがおすすめ 延滞せずなるべく早く返済するには、できれば支払いは銀行からの自動引落しなどを利用して、強制的に返済される仕組みに設定しましょう。

自分で銀行やATMまで行くとなると、時間が無い場合は大変です。
自動引落しなら手間がかからず確実な方法と言えます。

ただし、口座にお金がないと「金融事故」という扱いになってしまうので、注意が必要です。

うっかり」返済が遅れてしまうという事を防ぐために、いつも目にするカレンダーに返済日を記載して忘れないようにしましょう。

また、最近では返済日をお知らせしてくれるメールサービスをおこなっているところが増えていますので、利用できるものは設定しておくことが望ましいですね。

返済が遅れた時はまず相談をし、一刻も早く返済しよう!まとめ

返済が遅れた時はまず相談をし、一刻も早く返済しよう 借り入れたお金には返済義務があります。
そのため、返済が遅れてしまうとさまざまなペナルティが課されます。
遅延損害金が発生したり、信用情報に傷がついたりなど、多くのデメリットがあります。

返済期間が長くなれば長くなるほど、支払い金額(手数料)も増えていきます。

例えば、50万円を金利18%で1年間借りると、利息は9万円かかります。

50万円はその時必要だったお金ですが、9万円はただ払うだけのお金なのに、必ず返さなくてはならないお金です。
こうしてみると、利息が増えることがいかにバカバカしいか分かりますよね。

キャッシングは日割り計算をしている場合がほとんどです。

返済期間が短ければ利息は少なくて済むので、早く返す分だけお得になります。
上記と同じ条件(50万円を18%で借入)を1ヶ月で返済すれば、利息は7千円程度で済みます。

早く返済するには、借り入れの際に返済期間が長くなりすぎないよう注意することが大事です。

1回の支払金額が少なくなるからと分割回数を多くしたり、リボ払いの月々支払額を少額にしすぎたりすると、返済期間は長くなるので気を付けましょう。

また延滞を続けてしまうと、ローンが通らなくなったり、クレジットカードが作れなくなったりしまいます。
さらに連絡をしないでいると、最終的には裁判となる可能性があります。

「少しくらい大丈夫だろう」と思わず、返済が遅れそうな時はまずキャッシングをしている会社まで連絡を入れることが大切です。

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