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FXの「両建て」は〇〇のポジションを持つ事?!失敗しないトレード手法とは
このページで分かること

「両建て」とは

両建てとは、同一通貨で「買い」と「売り」の両方のポジションを持つことをいいます。
「売」「買」ポジションを同じ額持つという事は、ポジションを持っていないのと同じ状態です。

例えばUSD/JPY(米ドル/円の通貨ペア)の場合、USD/JPYを1万ドル買いポジションを取るのと同時に1万ドル売りポジションを取ることをいいます。
FXでは「両建て」することによって、その通貨ペアから生じる為替差損益をゼロとすることができます。

両建て

スイングトレードについて詳しくはコチラ ≫

ポジショントレードについて詳しくはコチラ ≫

「両建て」でよく使われる方法として考えられるのは、スイングトレード、またはポジショントレード(長期にポジションを保有する手法)をしている時です。

相場がしっかりとしたトレンドが出ている時であろうとも、一時的に押し目を作って下降を始めるという展開はよくあります。
どんなに強い上昇トレンドでも、日足(ひあし)単位では必ず押し目が入るのです。

※押し目
上昇トレンドの時、一時的に価格が下落した後、下げ止まった地点のこと。

押し目 (チャート画像元:ヒロセ通商 LION FXより)

このような相場状況の中でただ単に利益確定をしていくのではなく、買いポジションを保有したまま利益を狙いながら逆の売買することで、下がった分の利益を確保していくことが可能です。
こうした売買の方法を「つなぎ売り」といいます。

実際に両建てを行っているトレーダーは、このような使い方が多いと言われています。
しかし、どこからが押し目なのか・・・、はたまた、どこまでが下降の局面なのか・・・。
この判断をするのは簡単なことではなく、タイミングのつかみ方については、難しい判断となってくることは間違いないでしょう。

両建てのやり方 方法 (チャート画像元:ヒロセ通商 LION FXより)

このように、「新規買い」をした建玉は上がったところで売りたくなりますが、そこはグッと我慢。
まだ上がるかもしれないと予想し、買いポジションは売らずに「新規売り」ポジションを持ちます。

その後にレートは更に下がったので、新規売りを「決済買い」してその分の利益を得ます。
そこから反発して上昇した所で、1番初めの買いポジションを決済すれば、利益が2回取れることになります。

例えば、1番初めの買いポジションのみだった場合、2つめのポジションの決済買いの時点で「まだ下がるかもしれない・・・」と思って利益確定していたかもしれないですよね。
そうするとほんの少しの利益1回分で終了していたことになります。

両建ての場合は、両建てした時点で利益が確保されることになるので、精神的にラクになります。
FX投資はメンタル面が非常に重要なので、取引において冷静に判断するための状況が作れます。

ただし一つの例なので、実際にはこんなにスムーズに両建てが決まることは無いに等しいと言っても良いでしょう。

両建てのメリット・デメリット

両建て取引についての有効性があるかどうかは賛否両論あり、投資家によってその考えは異なります。
また、顧客にメリットの無い手法として両建てができないFX会社もあります。

FX会社によっては、保有ポジションの反対売買をした途端に相殺されてしまうところもあり、そもそも「買いにも売りにもコストを支払って何のメリットがあるのか分からない!」という方も多いのではないかと思います。
上手に決済すれば両建てには大きなメリットがありますが、逆にデメリットも多く存在します。

両建てのメリット 両建てのメリット
両建ては、リスクヘッジの効果をもたらすというメリットがあります。
うまく利用すれば損失を最小限に抑えることができ、利益を得ることもできます。

「両建てのやり方」でも説明しましたが、両建てしたポジションは同時に決済しても良いのですが、タイミングを見てレートが下がった時にショート決済して、上がった時にロングを決済することで利益が増えることになります。

このように両建ては一見、損切りを必要としない何だかスゴイ手法のように感じるかもしれないですが、実際に取引をしてみるとそれぞれのポジションを決済するタイミングが難しく、利益が減ったり損失が拡大することもあり、初心者には少々難しい手法かもしれません。

※リスクヘッジ
起こりうる様々なリスクを回避したり、その大きさを軽減するように工夫すること。

両建てのデメリット 両建てのデメリット
メリットに対するデメリットはというと、下記の3つが考えられます。

?ロングとショート両方のポジションのスプレッドを支払わなければならない
・・・スプレッドに関しては、取引の際に必ずかかるコストなので、もちろん2つのポジションを持つのですから、両方のスプレッドを支払うことになります。

?「買」「売」の両方のスワップが発生、スワップポイントを得られない
・・・実際、両建てした多くの場合はスワップ金利がマイナスになります。
スワップ金利は買いのプラス金利の方が売りのマイナス金利よりも低くなっていることが多いので、両建ての場合だと為替差損益は「ゼロ」となるのですが、両建てしている期間はマイナスのスワップ金利がかかり続けることになるので、金利差を支払い続けるということになります。

?両ポジションの証拠金が必要なため、資金不足になる危険性あり(FX会社によって異なる)
・・・FXの両建ての場合には、売り買い両方のポジションに対して証拠金が必要になってしまいます。
FX会社によっては「どちらか一方に証拠金がかかる」、「相殺されて証拠金はかからない」という場合もあるそうです。
買いにも売りにも証拠金を必要とするのは、両建てを有効利用出来ているといは言い難いです。

両建てにはこれだけのデメリットがあり、両建て自体を禁止しているFX会社も存在します。
両建てが可能なFX会社でもコストは各社異なるので、この点に注意して口座を選択するところから慎重にいきましょう。

両建てを失敗しないで利用するには

FXの両建てで失敗する例として起こりうるケースは様々で、資金不足によってロスカットされてしまうケース、スワップ金利で利益がなかなか出ないケースなどがあります。
このような失敗を招く原因には、以下3つのパターンが考えられます。

・メンテナンス不足
・取引資金の不足
・会社選びによる失敗

メンテナンスは必須
2つ以上の会社で両建てをすると、一つの口座(A)では利益が出て、もう一つの口座(B)では必ず損失が出ます。
この損失を出している口座は、いつロスカットされてもおかしくない状況にあります。

ロスカットに遭った場合は再度ポジションを持ち直す必要があります。
その際にはスプレッドの支払いが発生します。
1回の取引ではわずかなスプレッドでも、積み重なれば高額となります。
ロスカットの発生回数が増える程運用は悪化する一方なのでロスカットは避けたいところです。

ロスカットに遭わないために必要なのは、メンテナンスをすること。
日々の為替相場をチェックして、必要があるなら利益が出ている口座から損失を出している口座に、資金を移動してロスカットを回避します。
このメンテナンス作業をしなかった場合、相場の変動によって「いつのまにかロスカットが発生していた」なんてこともあり得ます。
常にチェックしてメンテナンスをすることが、失敗を防ぐことにつながります。

ロスカット資金移動

取引残高に気をつけよう
資金に余裕を持たせることは、FX取引を行う上でとても重要なことです。
実際、為替相場が1円〜2円動いた程度ではロスカットされないくらいの余裕を持った資金が必要となります。

上記で説明したメンテナンスと同じようなことですが、ロスカットをされてしまえばまた振り出しに戻る、といった感じになります。

余裕資金を減らせば運用の利回りは上がるように思えますが、ロスカットに遭えば数日分のスワップ金利が吹き飛ぶなどの被害が・・・!
あまりにもロスカットに遭ってしまう回数が多いなら、資金の見直しをする必要があります。

必要証拠金の他に、余裕資金として「+3万円」ほど預け入れしておくと良いでしょう!

会社選びで失敗しない
両建て口座にはメンテナンスが必要であることを説明しましたが、日々の相場をしっかりチェックしていても失敗となってしまうケースがあります。
その原因として、そもそもが会社の選び方から失敗している場合です。

特に、外資系の会社は要注意。
スワップポイントの変動が大きいことが失敗につながります。
表面上のスワップポイントだけを見ると、良さそうと思いがちですが、そういった外資系の会社は、自社都合でサラッと簡単にスワップポイントを引き下げることが多くあります。
時には、突然スワップ「ゼロ」となる日もあったりと、とっても危険なのです。
結果、トータルするとスワップポイントがマイナスだった。という事態が起こりうるのです。

その点、国内の会社は変動が少なく、安定しているのが特徴です。
金利の引き下げが行なわれる際も、一気に変動することはまず無いので、事前にポジションを解消することも可能です。

両建てが行える会社選びには、金利の高さ&安定感が求められるというわけです。

両建てオススメのタイミング

両建てをおこなうにあたって、最も有効な時間帯が2つあります。
1つ目は、ニューヨークタイムクローズ日本時間6時(サマータイム)。
この時間はロールオーバー時と言われ、スワップが確定する時間帯だからです。

2つ目はロンドン市場オープン日本時間15時(サマータイム)を狙います。
ロンドン市場は世界で一番取引量が多いため始まると同時に取引量が増え、相場の上下幅が大きいことが多いからです。

この2つの時間の1〜5分前に両建することによって、より有効な両建てができるのです。

時間帯

経済指標の時に利用しよう!
また、両建ての使い方として「指標トレード」に利用する方法があります。
例えば、米国の雇用統計が開催される時を例として説明しますね。

雇用統計 (チャート画像元:ヒロセ通商 LION FXより)

事前の予想がほぼ当たらないという声が多い米雇用統計ですが、事前に「買」&「売」両方のポジションを持っておく。
そして、一定の幅にロスカットとリミットを設定します。米雇用統計発表後、片方のポジションはストップされますが、良い方向に動いたポジションはそれ以上の利益を得ることができます。

※リミット=指値
※ストップ=逆指値

このように、使い方次第では両建ても大きなメリットとなり利益につながります。
初心者は理解するまでに時間がかかってしまうかもしれませんが、経済指標のタイミングも計れるようになれば大きな強みになるでしょう。

両建てが出来るFX会社を比較

スプレッド=原則固定

FX会社名 ドル円
ドル円
ユーロ円
ユーロ円
豪ドル円
豪ドル円
取引単位
ヒロセ通商(LION FX) 0.3銭 0.5銭 0.7銭 1,000通貨
GMOクリック証券(FXネオ) 0.3銭 0.5銭 0.7銭 10,000通貨
外為オンライン 1.0銭 2.0銭 3.0銭 1,000通貨
ヒロセ通商(LION FX) 「スプレッドはFX業界最狭水準!さらに原則固定!」
ヒロセ通商のLION FXは、業界最高水準の原則固定スプレッドと、成行約定率99.9%・約定スピード0.001秒といった約定力に定評がある人気のFX会社。
取引高に応じたキャッシュバックキャンペーンなどが充実していることで、初心者〜上級者の幅広い方から人気高◎。
※両建てをするにあたって売りと買いのうち、保有枚数の多い枚数分の取引証拠金のみ。
ただし、注文発注時にはそれぞれ証拠金が必要となります。
SBI FXトレード 「独自のサービスが特徴的なFX会社!」
SBI FXトレードは、取引単位が1通貨からであったり、提示レートが小数点以下4桁までの提示であったりと、特徴的なサービスを提供しているFX会社。
またスプレッド狭く、投資家にとって嬉しい環境を提供しています。ぜひ1つは持っていたい口座です!
※両建てするにあたり売りと買いの内、保有枚数の多い枚数分の取引証拠金のみ必要。
GMOクリック証券
(FXネオ)
「長く取引をするなら安定したFX会社を!」
全通貨最安水準のスプレッドを提供するFX会社として人気があります!
低スプレッド&高スワップなので、良いとこづくし!
使いやすいシステムツースや24時間電話サポート等が顧客の支持を集めており、常に高い評価を受けています。
※両建てするにあたり売買で証拠金は二重に必要。
外為オンライン 「顧客満足度・定着率が高いFX会社はコチラ!」
固定スプレッドでテクニカル分析ツールが使い易いという人気のFX会社。
利用者の定着率も実に78%と高く、初心者〜上級者かかわらず気に入る事間違いなし!
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※両建てをするにあたって売りと買いのうち、保有枚数の多い枚数分の取引証拠金のみ必要です。
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