オシレーター指標DMIとは?FX初心者向けテクニカル分析のトレード手法

オシレータ系指標かつ、トレンドの有無も読み取れるDMIを学ぼう!

今回は数多くあるテクニカル指標の中から、オシレーター指標であるDMIについてご紹介します!

※オシレーター指標とは?
オシレーターとは「振り子」という意味があり、ある一定の範囲を振り子のように変動するといった事から、「オシレーター系指標」と呼ばれています。
テクニカル指標は、「トレンド系」「オシレーター系」「非時系列」「出来高系」などに分けられることができますが、主に「トレンド系」と「オシレーター系」の指標が使用されています。

DMIとは?

DMIとはDirectional Movement Indexの略で、方向性指数を意味します。
RSIやパラボリック、ピポット、ATRなど数々の有名なテクニカル指標を開発したJ.W.ワイルダー氏が考案した、オシレーター系の指標です。

相場が上昇トレンドなのか下落トレンドなのか、また、トレンドの強弱はどのくらいなのかを判断することができますので、DMIの特徴を一言でいうのであれば、「順張りのトレードに適したテクニカル指標」と言えます。

また、J.W.ワイルダー氏自身が開発したテクニカル指標の弱点を補うということを目的としているので このDMIのテクニカル分析の指標は信頼性が高いと言っても良いでしょう。

海外では人気の高い指標ですが、日本ではあまり人気が薄いそうです。
その原因としては、活用に至るまでの数値や仕組みなどがやや難解だからではないでしょうか。

テクニカル分析では、ひとつの分析・手法の中で多くの数値や記号を使いますが、このDMIにも多くの数値や記号が使われます。
しかし、一度覚えてしまえば「なんてこと無い」と思えるようにもなりますし、テクニカル分析の幅も広がります。
ひとつひとつきちんと理解していただき、活用いただければと思います!

DMIを使うために必要な数値

通常、DMIは以下のような指数による3本のラインで構成されています。

DMIチャート2015年5月28日現在 DMIチャート2015年5月28日現在 (GMOクリック証券「プラチナチャート」デモ版より)

まず、上記3つの正体をはっきりさせておきましょう。
この数値を理解しなければ、DMI活用は程遠いものになってしまう

【DMIの3つの指数】
・「+DI」上昇トレンドを示す(プラスの方向性指数)
・「-DI」下降トレンドを示す(マイナスの方向性指数)
・「ADX」トレンドの勢い(強さ)を示す

また、上記のチャートは「ADXR」も表示してくれています。
・「ADXR」=ADXのN日平均を表す

上昇トレンド指数(+DI=赤)と下降トレンド指数(-DI=黄)を比較して、どちらのトレンドなのかを判断し、それに相場の強さの指数(ADX=青)を組み合わせることで、トレンドの有無と勢いを測ることができます。(※ADXR=緑)

【売買ポイント】
・買いシグナル
+DIが-DIを下から上に抜き、かつADXが-DIを下から上に抜けたとき
・売りシグナル
-DIが+DIを下から上に抜き、かつADXが+DIを下から上に抜けたとき

上記のポイントのように、上昇トレンドと下降トレンドが変化するときに売買ポイントが表れると考えられます。
しかし、ADXが低下している時は+DIと-DIの交差が繰り返し続ける場合があるので、その際はDMIよりも他の指標を活用することにシフトチェンジしましょう。

買いシグナル 買いシグナル

売りシグナル 売りシグナル

【トレンドとDMIの関係】
・上昇トレンド→+DIが上昇し-DIが下落
・下落トレンド→-DIが上昇し+DIが下落

+DIとーDIはトレンドの方向を表しますので、この2本の線は必ず逆の動きしますが、ADXはトレンドの方向には直接関係なくトレンドの強弱を表しますので、独立した動きを見せます。
トレンドが強いほどADXは上昇し、トレンドが弱ければADXは下降します。

上昇トレンド 上昇トレンド

下落トレンド 下落トレンド

【ADXとADXRの関係】
・トレンドが強い
ADXがADXRを下から上へ抜いたとき
・トレンドが弱い
ADXがADXRを上から下へ抜いたとき

ADXとADXRを表示してクロスした部分がサインになりますが、この場合もトレンドの方向性の有無を示しているので相場の向きを表してるわけではないのでご注意ください。

トレンドが強い トレンドが強い

トレンドが弱い トレンドが弱い

DMIの計算式

では、「+DI」、「-DI」、「ADX」はどのようにして算出されているのでしょうか?

まずは「+DI」と「-DI」を算出します。

+DM=当日の高値-前日の高値

その1

その3

-DM=前日の安値-当日の安値

その2

その4

※前日の値幅以内に当日の値幅が収まってしまう場合もあるかと思いますが、こういった際は「0(ゼロ)」としてカウントします。

その5

次に、TR(トゥルー・レンジ)を算出します。

当日の高値-当日の安値
当日の高値-前日の終値
前日の終値-当日の安値

上記の3つの変動値幅のうち、もっとも大きい数値を使用します。
これをTR(トゥルー・レンジ)と言います。

先ほどの「+DM」、「-DM」が上昇力・下落力を示しているのに対し、変動幅を示しているのが「TR」となります。
(図:黄色の矢印部分) TR

方向性指標の計算方法
方向性(DM)を実質変動幅(TR)で割ることで、方向性指標が算出されます。
(期間はN日としていますが、J.W.ワイルダーは14日間を採用しています。) 計算式

このような計算方法ですが、これらをすべてDMIチャートが自動で計算してくれます。
自動で計算してくれるからといって、内容の意味を理解していないと、何のことだかサッパリ・・・
な状態になりますので、これを機に覚えちゃいましょう!

ADXが良い理由

上記でも、

・買いシグナル・・・+DIが-DIを下から上に抜き、かつADXが-DIを下から上に抜けたとき
・売りシグナル・・・-DIが+DIを下から上に抜き、かつADXが+DIを下から上に抜けたとき

という売買ポイントをご説明しましたが、買いシグナルも売りシグナルも「-DI」や「+DI」の変動だけで判断せず、なぜ「ADX」の変動も判断ポイントに加えなければならなかったのでしょうか?

その理由は、ダマシに惑わされないようにする為だったのです!
DMIはオシレーター系指標でありながら、トレンドの有無も教えてくれる為、持ち合い相場でダマシに遭う傾向が少なくありません。
そこで、ADXを併用します!

ADXはトレンドが発生すると上昇して、トレンドが終わると下降します。
トレンドが反転するタイミングも判断できるので、

・+DIが-DIを下から上に突き抜けて、ADXが-DIを下から上に抜いて買いサイン
・-DIが+DIを下から上に突き抜けて、ADXが+DIを下から上に抜いて売りサイン

と判断するほうがダマシが少ないのです。

ダマシ

DMIは、FXを始めたばかりの方でも意味さえ理解すれば意外と単純です。
ADXでトレンドの強弱だけを見れたり、ADXが上昇時にはトレンドがあるということなのでトレンドに合わせて売買できたりするので、様々な見方で自分の状況に合った方法でぜひ活用してみてください!

DMIチャートを見るまでの手順(GMOクリック証券)

次に今回使用した、GMOクリック証券(FXネオ)「プラチナチャート」デモ版でのDMIチャートを見るまでの手順を画像にて紹介します。

手順


手順


手順


DMIチャートが見れるFX会社

GMOクリック証券(FXネオ)
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DMIチャートだけに関わらず、様々なカラーを使用しているので見やすいです!
テクニカル指標の種類も多いので、いろいろ選択肢があると良いですね!
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FX@外為比較ランキング編集部。
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