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ひろぴー さん
趣味:釣り・バスケ
好きな漫画:スラムダンク
2015年秋に独立をして、専業トレーダーとして活躍されているひろぴーさん。
メディア出演も多数あり、トレードバトルでは好成績を残すなどその実力は本物。
FXを始めとする、株、CFD(原油、金)、仮想通貨(ビットコイン)の取引も行う。
スイングトレードが得意。MT4を使ったセミナー等も開催している。

2017.02. 9

米国がドルが高いと言えば安くなるのか?

日米首脳会談を控えて小動きのドル円、為替市場ですが、今日はちょっと昔のチャートを用いて調べものをしたいと思います。

現在のトランプ相場への期待は株高、ドル高、高金利。っといった三拍子です。
これを市場は期待しております。

しかしトランプのわがまま通りを通すと株高、ドル安、保護貿易、アメリカファーストです。

自国第一主義のため、どうしても米国最優先になります。
国のTOPがそういうのは当たり前なのですが、世界一の大国ですので、米国がそういえば、そうなるしかありません。

他国は嫌でもその方向を受け入れざる得ません。

こういった状況がマーケットを大きく迷わせております。

年末にはドル円130円ぐらいまでいくかもしれない、っと個人的に見解と示していたのですが、歩んでいく見通しを誤ったのかもしれません。

最終的にはそこにたどり着くメカニズムなのですが、もう数年先のように感じました。

先行き見通しを修正しようと考えております。

それは下記のチャートがヒントでした。

ビルクリントン政権時代1993年〜

ドル円の月足チャート(1990年代) (investing.comより)

こちらはドル円の月足チャートで1990年代のチャートになります。

当時、ビルクリントン政権発足がピンクの矢印でした。

彼が8年間居座った時代を復習しますと、就任から2〜3年はドル安政策でした。

通貨安政策を進めて、弱っていた製造業界を一気に復活させました。

ある程度経済状態を整えた3年後、次はIT企業誘致のために、資本増強を狙ってドル高政策です。

体力をつけたアメリカに一気に資本が回帰します。

当時、1995年8月にルービン財務長官が強いドルは国益だと評した頃から、ドル高が一気にスタートします。

そして米国の株式市場は1万ドルへと向かいました。ドル円は147円です。 やはり、米国がドル安が良い、ドル高が良い、っと言えばその通りに動かざる得ないのが市場なのかもしれません。

現状、トランプ政権が取ろうとしている行動は、
当時のビルクリントン政権と非常によく似ております。

まずは通貨安政策と保護貿易を主体において徹底的実施しようというスタンスです。裏を返せばドル安政策です。

もちろん、財政出動や法人税減税実施も行動に移すと思うのですが、これを早期に実現してしまうとドル高に向かってしまいますので、保護主義政策が頓挫してしまう恐れがあります。

よって、先に現状の貿易協定からメスを入れて通貨安を誘導をして国内の企業に体力を蓄えさせようといった狙いがあるのではないでしょうか。

その後、法人税減税とニューエコノミーの誘致を実施し、再び偉大な米国へというシナリオが描かれているようでなりません。

そうしますと、上記の1993年からのチャートのように一旦は大きく下落をして、そして大きく上昇をするチャートを長期的には描くのではないでしょうか。

米国の利上げは実は1994年の2月から始まっておりました。

しかし、その利上げサイクルを全く無視をした値動きだった当時。

これもまた、現在のドル円の値動きに似てきております。

米国は利上げをしますが、通貨安に無理やり持っていけるのは米国ならではのパワーです。

今年はもしかしたら、先にこういった値動きが出るのではないかと考え始めております。

日米首脳会談終了後、ドル円が上昇したタイミングは売り場になるのかもしれません。