FX@外為比較ランキング » 押し目買いと戻り売りを理解して利益を積み上げよう

どんな上昇トレンドまたは下降トレンドが出ている時でも、細かくチャートを分析していくと上がったり下がったりという動きを繰り返しながら上昇、または下降していきます。
そのトレンド中の底や天井を利用した取引方法の中に「押し目買い」「戻り売り」というものがあります。
これらはトレンド中の細かい相場の変動によって利益を得ていく方法です。
それでは「押し目買い」「戻り売り」について詳しく見ていきましょう。
トレード前に確認すべきこと
まず大切なことは押し目買いのポジションを持つ前に、現在の相場が上昇トレンドであることを必ず確認しましょう。
普段5分足や30分足、1時間足を見ながら短期トレードをする方でも、押し目買いでトレードする前には日足、週足なども確認して長期的に上昇トレンドが続いていることを見ておきましょう。
これは戻り売りをする時も同じで、様々な種類のチャートを見て下降トレンドが続いていることを確認してください。
これらの売買方法では相場がトレンドに乗っていることが重要なので、レンジ相場だと思ったら無理なトレードをしないことも重要です。
押し目買い
まずは押し目買いの方法を見ていきましょう。
上記の図を見てください。
相場の底を結ぶサポートラインと天井を結んだトレンドラインを黒い点線で表しています。
このとき相場は上昇トレンドが続いていますが少し下がった部分がいくつか見られます(A、C点)。
そこを押し目といい買いポジションを持ちます。
その後トレンドラインの近くまで相場が上昇したら(B,D点)利益を確定します。
このときA点で購入してB点で利益を確定する必要がなくても、その次のD点まで待つことができれば更なる大きな利益が出ます。
また、点線で記したようにトレンドラインをブレイクして急上昇する可能性もあります。
ですが同時に、その後A点の相場まで戻ってしまう可能性もあるので、B点で売り利益を確定して確実なものにしていくのがいいでしょう。
その後、再度サポートライン付近まで下がってきた時(C点)に押し目を狙って買いを立て、D点での利益を狙っていくのがベストでしょう。
このように短い目押しを繰り返すことによって、売買の勝率を高くすることができ、細かいながらも確実に利益を積み上げていくことが可能ではないでしょうか。
上昇トレンドの収束
上昇トレンドも常に右肩上がりで進み続けるわけではありません。
どこかのタイミングで必ずレンジ相場ないし下降トレンドになります。
ではどのようなときがトレンドの転換点となるのでしょうか。
上の図のように、実線のとおりに進み続ける上昇トレンドだとします。
このときにサポートラインまで降りてきて次に上昇する可能性として点線の2種類の角度が想定されます。
1つ目の角度は今までと同じような角度で上昇していくパターン。
こちらのパターンだとまだ上昇トレンドのまま継続していく可能性が高いです。
押し目買いを継続し続けても大丈夫な相場のパターンです。
2つ目の角度は比較的上昇角度が浅く、サポートラインに近い上昇を見せるパターンです。
このパターンが見え始めると上昇トレンドが終了する可能性が高いです。
一度買いのポジションを精算して、トレンドの動きを見直してから改めてポジションを持つことをオススメします。
上昇トレンドが変わるときは基本的に「前回記録した安値を割り込む」「高値を超えない」という考え方があります。
もちろんその考え方でも正しいのですが押し目買いをしている場合、その傾向が見られてからポジションを精算していれば遅い場合があります。
トレンドが転換すると押し目のラインまで戻ってくることは難しいので、トレンドの転換の予兆が見えたタイミングですばやく精算できるようチャートの細かい動きを見れるようにしましょう。
チャート画面を見て動きを知る
実際のチャート画面を見てどのようなタイミングで押し目を買いをしていけばいいのかを見てみましょう。
外為オンラインより
図のチャートは上昇トレンドのチャートに単純移動平均線を加えたものとなります。
丸印で囲った部分が押し目ポイントとなります。
一つ目の丸から二つ目の丸にかけては綺麗な上昇トレンドを示しています。
安値に関しても、Aのポイント地点で少し下がっているだけで安値の更新をせずに進んでいます。
しかし2つ目の丸から3つ目の丸にかけては先ほどの上昇の角度よりも浅くなっています。
これは先ほど上昇トレンドの収束でお話したとおり上昇トレンドが終わってしまうかもしれない予兆になっています。
B地点では安値の更新はされずに、3つめの丸も押し目のポイントになるのではと考えることができます。
実際に3つ目の丸の直後は非常に相場が延びていますね。
しかしそのあとCの地点で相場が一気に崩れます。
その後、上昇をやめてレンジ相場に移行するかのような動きを見せています。
今回のチャートでは3つ目の押し目ポイントを下回ることがない為にそのポイント地点で購入しても損失はそこまで大きくなりませんが、先ほど話した傾向がぴったりとハマっています。
押し目買いをするに当たり、このように先読みしながらチャートを確認していくことが重要になるので、多くのチャートを研究し、場数を踏んでいきましょう。
戻り売り
戻り売りは基本的に押し目買いの逆パターンと考えてもらって問題ありません。
上記の図のように下降トレンドになっている中で破線で囲んだ下降トレンド内の天井を見つけてそこで売りのポジションを持ちます。
この破線のポイントのことを『戻り』といいます。
そのまま下降トレンドに乗ってaの時点になったら利益確定をしましょう。
押し目買いの時、bの地点で更に下降する可能性も考えられますが、押し戻りも基本は「利益が確定できる時に確定させる」なので欲張らずに速決済を行いましょう。
押し目買い、戻り売りに一発逆転はない
この方法は上昇トレンドや下降トレンド内の細かな値動きを利用して利益を挙げる手法です。
トレンドの大底からスタートしても一番高い天井に行く前に利益を確定し、次のポジションで買いを入れるので他のトレードに比べると1回の取引金額は必然的に少なくなってしまいます。
そのかわりに押し目買いには細かな利益を増やしていく確実性があります。
そこで買いポジションを持つ、天井で売りポジションを持つということはずっと相場を見続けていたとしてもかなり難しいことです。
まずは押し目買い、戻り売りをマスターしてこまめに利益を積み重ねることがおすすめです。
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