FXの窓トレードとは?窓トレード手法を活用して利益を出すコツは?!

FXの窓トレードとは?窓トレード手法を活用して利益を出すコツは?!

FXの窓とは?初心者でもわかる窓トレードの意味

FX取引をしていると必ず遭遇する状況があります。それが、窓開けです。
窓開けとは、週末の終値とのチャート上に大きなかい離が発生することを言います。

窓の例

「窓」は、なぜ発生するのでしょうか?
また、窓が発生した場合、どのようにして価格差が埋め戻されるのでしょうか?

窓開けは、利益確保ができる大きなチャンスにもつながります。
ここでは、窓開け、窓埋めを利用した「窓トレード」について詳しく見ていきましょう。

「窓開け」とは?週明けになぜ起こるの?

FXの市場 まずFX市場の環境から整理していきましょう。
FX市場は、月曜日の早朝のオセアニア時間帯(日本時間:午前4時)にスタートし、金曜日の夕方ニューヨーク時間(日本時間:土曜日の午前6時)で終了します。

株式市場などとは異なり、FX市場は基本的にエンドレスでの取引が可能なので、24時間いずれかの市場にて値動きがあります。

しかし、取引終了後の土曜日や日曜日に、選挙など「政治イベント」や「地政学的リスク」、「要人発言」、 その他の市場に影響を与える事態が発生した場合などは、FX市場も大きな影響を受けることがあります。

結果として、週明けの相場は大きく下落や上昇をして始まることがあります。

また、マーケットの上昇局面や下落局面では、投機筋が月曜の早朝に仕掛けの「買い」や「売り」を入れることにより、前週の終値とは大きく開いて始まることもあります。
これらが、窓開けと呼ばれる状況の主な原因なのです。

一般的に月曜日の朝は、前週の終値あたりから始まることが多いのですが、窓開けして始まる場合には注意が必要です・・! 窓開けは、市場にインパクトを与える理由があるかもしれない時のサインであるともいえるのです。

「窓埋め」とは?日本市場における影響

日本のFX業者のほとんどは、月曜日の午前6時もしくは7時から取引が開始されます。
週明けのオセアニアのスタート時間段階から相場が大きく買い上げられてしまったり、売り込まれたりしますと、窓が大きく開いたタイミングから、日本市場の取引が開始されることにつながります。

FXの窓埋め

逆に日本市場の取引が開始される前に相場が終息してしまった場合、前週の終値に近い、窓埋めされた状態になることもあります。

たった1時間でも値動きが活発化しやすいFX市場においては、FX業者の取引開始時間によっては窓の開き具合も大きく異なる場合もあります。

このように、「窓開け」や「窓埋め」が日本市場に与える影響は予測困難なことから、多くの投資家は週明けまでポジションをキープせず、週末に一旦ポジションを整理する、という行動を取るのです。

「窓」には4つの種類が存在する!

一般的な窓は「コモンギャップ」と呼ばれており、トレンドが存在しない、売りと買いが均衡なレンジ相場に開くギャップのことを指します。これは比較的埋めやすい窓といえます。

次に、レンジ相場を突き抜けてトレンド相場に移行するときに見られる窓は、「ブレイクアウェイギャップ」と呼ばれています。これは、コモンギャップと比較して、簡単には元の価格に収束しないような状況を指します。

最後に、トレンド相場の途中で見られる窓のことは「ランナウェイギャップ」と呼ばれています。こちらもトレンド方向の動きの中で起きている、異常値的なギャップなので、コモンギャップと比べると収束に時間がかかる傾向にあります。

なお、トレンド相場の終焉時期に見られる窓は、「イグゾースションギャップ」と呼ばれており、この場合には相場が窓を埋め戻す動きになることが多くなります。 このように、一言で「窓」といってもどのような窓なのかをつぶさに確認することも、窓トレードでは重要になってくるのです。

【復習】 覚えよう!4つの窓!

・コモンギャップ
・ブレイクアウェイギャップ
・ランナウェイギャップ
・イグゾースションギャップ

「窓トレード」とは?利益確定の方法

基本的に、窓が開いた状態はその後の短期間で自律的に元の価格に戻る傾向があります。
そういった動きを予測して、月曜日の早朝の窓が開いたときには、窓埋めを狙うトレーダーが多くなります。これがいわゆる窓トレードと呼ばれる手法です。

窓開けによって利益を確保できたトレーダーは、早々に利益確定をする傾向があります。
結果、開いた窓の分の価格が戻る動きとなり、窓埋めという状況が作り出されるのです。

窓トレードで利益を確保

こうしたことから、上に窓が開いた場合には「売り」、逆に下方向に窓が開いた場合には「買い」のポジションを立てておくことにより、窓が埋まる動きに乗じて利益を確保できる可能性が高くなります。

ただし、前述の通り、窓の埋め戻しにどれくらいの時間がかかるかは窓の種類によって異なります。
そのため、窓トレードでは必ずしも利益が出るとは限らないということも十分に理解しておきましょう。

なぜ窓が開いたのか?という理由を慎重に探りながら、利益確定のタイミングを決めることをおすすめします。

「窓開け」は早期の利益確定に向いている

では、短期的な利益確定には、どのような窓開けが向いているのでしょうか。
まず、重要なポイントは「誰が何のために窓を開けているか?」という観点で考えることです。

一般的に短期の投機筋が仕掛ける月曜日の窓開けは、短時間で埋まりやすいといわれています。

また、イスラム圏の中東バーレーン市場では、金曜日が休みの代わりに土日も相場が動いております。バーレーン市場を使って、土日に相場を動かすこともできるのです。

このように、本質的な相場への影響が少ない場合であれば、月曜日の窓開けは短期的に収束するケースが多いため、短期的な利益確定が向いていると言えます。

「窓埋め」の発生は100%ではない!?

窓開けは、利益を得られる絶好のチャンスのようにも見えます。
しかし、実際にはすべての窓開けが埋まるとは限らないことも覚えておくべきでしょう。

例えば、土日に実施された選挙の結果で大きく政治状況が変化した場合や、地政学リスクによって戦争や紛争に発展する事態が起きた場合、 さらには地震などの大規模災害によって特定の地域が壊滅的な打撃を受けてしまった場合は、一旦開いた窓は容易には埋まらないでしょう。

フランス大統領選挙 具体的に例を挙げますと、2017年5月に実施されたフランスの大統領選挙でマクロン氏が勝利となり、大きく窓開けしたユーロ・ドルはその後もその窓を埋めることなく上昇を続けることとなりました。
※画像左がマクロン氏

窓を開けた後、一定のトレンドが形成されると窓はほとんど埋まらず、いつ埋まるのかもはっきりしない状況が作り出されます。
こうなりますと、窓埋めを狙った窓トレードは失敗になってしまうケースが多いでしょう。

「窓トレード」を行う上でのコツ

窓が開いたときにすべきことは、即座に食いついてポジションを取ることではなく、長期的な目線で俯瞰的にチャートを確認することです。 果たして、「トレンド中の窓なのか?」、それとも「レンジ相場の窓なのか?」などをしっかり見極めることが重要です。

実際、トレンド相場の窓も予想とは反して、瞬く間に埋まることはありますが、多くの場合は、相当な時間を要することとなります。

何度か窓トレードをして、これは埋め戻せそうかどうかという判断が経験値で予想できるようになれば、窓トレードでも利益確保ができるようになるでしょう。

窓が開いた理由と相場のトレンド状況などを総合的に判断して、埋め戻しが期待できると判断した時にポジションを取ることが、窓トレードの基本なのです。

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