経済指標【Economic Indicators】

経済指標というのは各国の政府や経済に関わる省庁(日本では内閣府や経済産業省、財務省など)、その国の中心となる銀行(日本では日本銀行)が定期的に発表、公開している「経済に関する統計」のことです。

経済指標は経済の動向を確認する上で大切なパロメーターの1つとなっているので、ファンダメンタルズ分析を行う中でとりわけ重要視されています。

しかし、一口に経済指標と言っても様々な指標があります。
そんな中でまずは押さえておくべき4つの指標を紹介します。

SBI FXトレード経済指標 (SBI FXトレードより)

米雇用統計(非農業部門雇用者数・失業率)

米雇用統計の発表日時:毎月第1金曜日もしくは第2金曜日(場合によりずれる可能性あり)の日本時間午後9時30分(米国冬時間時期は日本時間午後10時30分)

米国の雇用統計では非農業部門雇用者数と失業率に注目されることが多いです。
特に非農業部門雇用者数の増減はトレーダーの間でも非常に大きな関心が集まっております。
その理由として

・統計調査の対象の幅が広い
・発表時期が月初と早い
・毎月定期的に発表されており頻度が高い

上記3つの「経済指標が注目されやすくなるポイント」を抑えていることが大きいです。
それゆえ非農業部門雇用者数は毎月発表されている他の経済指標に比べると注目が集まり、為替相場にも大きな影響を与えています。

雇用統計については下記のページもチェックしてみてください!

月に1度の米雇用統計を見逃すな!

国内総生産(GDP)

GDPの発表時期:四半期に1度発表(カナダだけ毎月発表)
国内総生産とはGross Domestic Productの頭文字を取ったもので一定期間内に国内で産み出された付加価値の総額のことを言います。

米雇用統計は米国だけですが、GDPは殆どの国や地域で発表されており、その国の経済指標を示す上で最も重宝されている指標の1つです。

国内総生産は、同じ国の同じ時期の数値が複数回発表されることも大きな特徴です。
米国、英国、ユーロ圏は各四半期共に速報値、改定値(速報値発表から約1か月後)、確定値(改定値発表から約1か月後)と同じ時期の数値が合計3回発表されています。

また、仏国、独国は速報値と確定値(速報値発表から約2週間?約4週間後に発表)の2回発表されています。

日本も一次速報と二次速報(一次速報発表から約一ヶ月後に発表)と2回発表されます。
その中でも最も注目されているのははじめに発表される速報値ですが、改定値、確定値に関しても事前予測や速報値と大きく異なる結果になれば、それにより為替相場が変動することも見られるのでどの数値も見逃すことは出来ません。

国内総生産(GDP)

小売売上高

小売売上高発表時期:毎月中旬
小売売上高は米GDPの約6?7割を占める個人消費全体のトレンドを把握する上でもっとも重要な指標となっています。
百貨店などの小売業の売上をサンプル調査に基づき推計されています。

見かたとしては月々の動きよりも3ヶ月?4ヶ月のトレンドを追って推移を見たほうが良いとされています。
項目別で自動車・電化製品・建設資材・ガソリンスタンド・総合小売などの前月比と実額を発表します。

前月比より増加していると個人消費は堅調、上向きと捉えられ逆に減少すると個人消費が落ち込んでいると判断されます。

あまり為替には直接影響はありませんが、年末のクリスマス商戦の結果を確認する材料として、1月に発表される数値には注目が集まります。

鉱工業生産

鉱工業生産発表時期:毎月発表
鉱工業生産はコンピュータ、自動車、電化製品などの工業品の生産高を示した指標です。

その結果から、サービス業の景気状況や個人消費の現状も推測することが出来ます。

例えば、電化製品の生産高が増えていれば個人消費が伸びていると考えることが出来ますし、オフィス機器の生産量が増加していれば企業が好調だということが考えることが出来ます。

サービス業の景気状況

このように経済の状況も推測できることから鉱工業生産の数値は注目されている指標の1つとなっているわけです。

上で紹介しました「小売売上高」とあわせて数値を確認してみるとより深い消費動向を分析することが出来ます。
日本では速報値を当該月の翌月末に、確報については当該月の翌々月の中頃に公表しています。

また年間補正を行なった数値を翌年の4月に公表しており、それが通年を通した数値の確定値となります。

鉱工業生産発表時期:毎月発表

インヴァスト証券では上記の図のように見たい経済指標の過去の統計数値が一発で検索できるマーケットニュースを利用することが出来ます。

気になる経済指標の推移がある場合は是非チェックしてみてください。

通貨に影響する指標

経済指標は相場全体に影響するものもありますが、基本的にはその国の経済指標が大きく影響していきます。
米ドル・ユーロ・日本円・ポンド・豪ドルに対して特に影響をおよぼす経済指標を紹介します。

・米ドルに影響を与える指標
非農業部門雇用者数
失業率
製造業景気指数
政策金利発表(特にFRB議長の発言や動向)
貿易収支(あまりにも赤字が大きいとドル安を誘導する)
・ユーロに影響する指標
独国、仏国の失業率
ユーロ圏の失業率
欧州中央銀行(EBC)の発表する金利政策
ユーロ圏(特に独国)の小売売上高

・日本円に影響する指標
日本円はドルとの関連性を強くもちながら、他の世界景気に左右されやすい珍しい通貨です。

その中でも日本の経済指標に対して海外の投資家や市場ではあまり着目されていないと言われています。
そのため日本円の動向では経済指標ではなく、ペアとなっている通貨国の要因が左右されていると考えられます。

・ポンドや豪ドルに影響する指標
ポンドはイギリスの独立通貨のためにユーロの金融政策に影響をうけることはあまり無いですが、景気に関しては隣国のヨーロッパに影響を受けて変動しています。

オーストラリアやイギリスは金利政策が為替を動かす大きな要因となっています。
細かな指標を見ていくよりも金利政策に着目して通貨の動きを見ていくのがよいでしょう。

コイン

逆の考えでアメリカの指標は、どの通貨ペアにおいても少なからずの影響を与えますので自分はドルストレートの通貨ペアを所持していないからといって米雇用統計をないがしろにしていいわけではありません。

アメリカの経済指標は常にチェックしつつ、自分の所持している通貨ペアに関わりのある指標をチェックして相場の変動を見て行きましょう。

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・FXを通貨ペアで比較
経済指標を見るときに自分が取引している通貨ペアはどこの国や地域の影響をうけるのかをチェックしよう!
通貨ペアの表記の説明や各証券会社が取り扱っている通貨ペアを表にして紹介もしています。

・通貨による特徴の違い
あなたが取引している通貨の特徴はどういったものですか?
通貨毎の特徴を知った上で経済指標を確認することでチャートの動き方がより鮮明に見えてきます。
更に詳しい通貨毎の特徴を知るためにこのページもチェックしよう!


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