基準線・転換線【Reference line】【Deflector line】

基準線と転換線は、一目均衡表においての補助線のことをいいます。
基準線と転換線と価格の位置関係から、トレンドを把握出来るといわれています。

それぞれの求め方は次のようになっています。

★転換線:(当日を含む過去9日間の最高値+最安値)÷2
★基準線:(当日を含む過去26日間の最高値+最安値)÷2

では、この2つの線を詳しく説明いたします。

基準線とは

基準線は、一目均衡表チャートを見る上で最も基準になる線で、過去26日間の最高値と最安値の中間の値です。
例えば、その日を含めた過去26日間の最高値が200円、最安値が100円だとすると中値は150円で、これがこの時の基準線の値になります。

転換線とは

転換線は過去9日間の最高値と最安値の中間の値です。
例えば、その日を含めた過去9日間の最高値が300円、最安値が100円だとすれば中値は200円で、これがこの時の転換線の値になります。

▼ドル/円・30分足(一目均衡表) 一目均衡表 (DMM FXより)

▼ドル/円・30分足(基準線・転換線) 基準線・転換線 (DMM FXより)

一般的に言うと、ローソク足と一緒に書かれている線で一番最初に思い出されるのが移動平均線かと思います。
一目均衡表の基準線・転換線は、移動平均線とは異なる動きの線となっており、ここに特徴があるのです。

転換線の見方

まず、転換線から見ていきましょう。
移動平均線は一定期間の価格を平均して算出して書かれているので、なめらかな線となります。
しかし一目均衡表の転換線を見てみると、階段のようにガクガクとした角のある線になっているのがわかります。

転換線が横ばいの場合
転換線が横ばいの時はどのような状態になっているのでしょうか。
(横ばい=上下変動がなく一定水準のまま推移している様子)

転換線は過去9日間の最高値と最安値の合計の平均値となるので、高値と安値に変動がなければこの値は動きません。
よって転換線が横ばいの時は、当日を含む過去9日間の高値と安値に変化がないということになり、価格は一定のレンジ幅にあることを意味しています。

▼ドル/円・15分足(転換線が横ばい) 転換線が横ばい (DMM FXより)

転換線が上向きの場合
では、転換線が上向きになっている時はどうなっているのか考えてみましょう。
転換線が上向きになっている時は、高値と安値のどちらかが変動しているということです。
過去9日間の最高値を更新している、もしくは下値が切り上がってきていることを意味していることになります。

▼ドル/円・15分足(転換線が上向き) 転換線が上向き (DMM FXより)

転換線が下向きの場合
さらに、転換線が下向きになっている場合はどのような状態でしょうか。
転換線が下向きになっている時は、先ほどの上向きの時とは逆に、9日間の安値を更新したか、または高値が切り下がってきていることを意味していることになりますね。

▼ドル/円・15分足(転換線が下向き) 転換線が下向き (DMM FXより)

転換線まとめ
●転換線が横ばい=トレンドも横ばい
●転換線が上向きの時、高値更新or下値切り上げ=上昇トレンド
●転換線が下向きの時、安値更新or高値切り下げ=下降トレンド

転換線が上下どちらかに変化する時は、9日間の高値と安値のどちらかに変化があったことを意味しており、トレンドを表していることになります。

また、移動平均線との違いについて考えてみると、
移動平均線=「ある一定期間での終値の平均値の変化」であるのに対して、
転換線=「ある一定期間での高値と安値の変化」となっています。

したがって転換線は、高値と安値の更新が無ければ、前日比で上下に価格変動起きても、線の向きは変わらず横ばいとなります。
移動平均線の場合は、高値と安値の更新が無くても移動平均線の値は変化するため、毎日少しずつ変化することになるのです。

基準線の見方

基準線でも同じことが言えます。
こちらは、過去26日間の高値と安値を足して2で割った値となるので、対象となる期間は長くなるものの、転換線と仕組みは同じで、過去26日間の高値と安値に変化があった場合のみ、基準線の向きが変化することになります。

一目均衡表では、「基準線が為替相場の方向性を表す」と考えられます。
このように基準線は相場の基準とされ、現在の値が基準線より上ある場合は「強気相場」。
下にある場合は「弱気相場」と判断されます。

好転・逆転(売買判断のためのサイン)について
一目均衡表では、為替相場の方向性を判定する上で、転換線と基準線の関係を見ます。
中期的(26日間)な「基準線」に対して短期的(9日間)な「転換線」がどのような位置、動きになっているのかによって、トレンドの判断材料としています。

▼ドル/円・30分足(強気相場) 強気相場 (DMM FXより)

▼ドル/円・30分足(弱気相場) 弱気相場 (DMM FXより)

ゴールデンクロスは「好転」、デッドクロスは「逆転」となります。
重要とされるのは、基準線と転換線の2本の線がぶつかる(交わる)時です。

一目均衡表において、転換線が基準線の下から上へ突き抜けることを「好転」、逆に転換線が基準線を上から下へ突き抜けることを「逆転」と言います。

「好転」は強気相場=ゴールデン・クロスで「買いシグナル」、一方の「逆転」は弱気相場=デッド・クロスで「売りシグナル」として表されます。

シグナルまとめ

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