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2018.05.18

米長期金利上昇で新興国売り。特に売られる傾向があるのは…?

こんにちはYEN蔵(@YENZOU)です。
今日も暑いですが、相場も暑くなってきました。
頑張りましょう。

金利の動きがドルの買い材料になっています。
米10年債利回りは一時3.122%と2011年7月以来の水準に到達しました。

来週も990億ドルの国債の入札があり、国債の入札があるときは投資家の需要にもよりますが、需給の悪化から国債価格の下落=国債利回りの上昇が起こる可能性があり、来週さらに米国長期金利が上昇する可能性があります。
これは国債の入札結果次第です。
投資家からの需要が強く、良い入札結果の場合は国債価格の上昇=金利の低下になりましから国債の入札結果次第ということになります。

米国債は格付けが高く、流動性も高いため世界中の投資家が投資対象として投資しています。
そのため海外投資家の動向も注目が集まります。
ちなみに米国債の保有順位では日本と中国がずば抜けて多く、だいぶ下がってアイルランド、ケイマン、ブラジル、英国、スイス、ルクセンブルグ、香港、台湾と続きます。

このうち日本、中国、台湾などは貿易などで稼いだドルを米国債に還流させているとも考えられます。

一方でアイルランドやケイマンはタックスヘイブンでもあり、投資資金の滞留先になっています。

米10年債の利回りは一時1%台中盤まで低下した時期もありました(価格が上昇)。
その頃に比べると3%台への上昇した米国債は価格が大幅に低下したわけですから、このレベルなら為替リスクをとっても米国債に投資しても良いと考える海外投資家がいるかもしれません。
そのような資金が米国に向かってドル高になっている一面もあります。

このように米国の金利が上昇して、米国債などの投資妙味が出てくると、新興国市場に投資していた資金が米国市場などに戻り新興国から資金が流失して、新興国の通貨が売られる傾向にあります。

新興国にも、それぞれ金利以外の事情もあり一概には言えないのですが、経常収支の赤字が大きい国の通貨が売られる傾向にあります。

南アフリカランドは政権の交代を受けて買われ、一時11.5038までドルは下落、ランドが上昇しましたが、ここのところドル高で12.7304まで上昇。
昨年11月の高値14.57〜11.5038の61.8%戻しの12.70付近が短期的なレジスタンスになっています。

南アフリカランド日足チャート

南アフリカランド日足チャート ※クリックで画像拡大
(チャート:ヒロセ通商より)



プロフィール

YEN蔵 田代岳 氏【通称:YEN蔵】
米系のシティバンク、英系のスタンダード・チャータード銀行と外資系銀行にて、20年以上、外国為替ディーラーとして活躍。
その後、独立し現在は投資情報配信を主業務とする株式会社ADVANCE代表取締役。 為替を中心に株式、債券、商品と幅広くマーケットをカバーして分かりやすい解説を行っている。

長期のファンダメンタルズ+短期のテクニカルを組み合わせて実践的なリポート、セミナーを展開。 ドル、ユーロなどメジャー通貨のみならず、アジア通貨を始めとするエマージング通貨でのディーリングについても造詣が深い。 また海外のトレーダー、ファンド関係者との親交も深い。

「YEN蔵」の名でブログ「YEN蔵のFX投資術-ドル、円、ユーロ、ポンド、オーストラリアドルで世界に投資」を開設。 為替市場に対するコメントなどで多数のアクセスを集めている。
また、Twitterでは「YENZOU」でマーケットの動きをつぶやいている。