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2018.05.31

ユーロの反発は本物か?そもそも反発のきっかけになったのは…

こんにちはYEN蔵(@YENZOU)です。
昨日はユーロが大きく反発しました。

ここまでの経緯をおさらいすると、3月の総選挙でどの政党も過半数を獲得できずに組閣ができませんでした。
ポピュリズム政党五つ星運動と右派の同盟の連立協議が合意しコンテ首相候補が組閣作業をしましたたがサボナ氏の財務相起用をマッタレラ大統領が拒否したために組閣断念。
サボナ氏は反ユーロで、マッタレラ大統領はここに懸念を示しました。

マッタレラ大統領はIMF元高官のコッタレリ氏に組閣を命じましたが五つ星運動、同盟の両党は反発。
両党が過半数を握る議会での運営は不可能な情勢になりました。
これを受けて再選挙の可能性が高まったことでユーロ売りが加速しました。

これに対してディマイオ五つ星運動党首は、イタリアのユーロ離脱を望んでいないし、別の財務相候補を指名する用意があると発言したことで、ユーロの反発のきっかけになりました。

これに対してサルビーニ同盟書記長は、閣僚人事は変えるつもりはないが、バカンスシーズンの7月末の選挙は避けるべきと発言していました。

結局イタリアの政局の混乱は続いており、そもそもの問題はイタリアの財政赤字が大きなことです。
五つ星運動は失業者に対する給付金の拡大、同盟は減税を政策に掲げており、いずれにしても財政赤字の更なる拡大が予想され、このことがイタリア国債の売り材料となりイタリア国債は利回り上昇となっています。

ただ昨晩のイタリア国債入札は無事通過したこともイタリア国債の売りが一旦止まりました。
とはいえイタリア2年債の利回りはマイナス金利から2.8%まで上昇後に1.74%に低下していますが、まだ高い水準でとまっています。

ユーロ円は124.619まで下落後に127.315まで上昇し、一昨日の下落分を回復しました。
反発しましたが下落前までサポートしていた127.50〜128円のゾーンが上抜けできないと本格的な上昇にはならないと思います。

このレベルが上抜けし反発するのか、このレベルが戻り売りのレベルになるのか注目です。

ユーロ円日足チャート

ユーロ円日足チャート ※クリックで画像拡大
(チャート:ヒロセ通商より)



プロフィール

YEN蔵 田代岳 氏【通称:YEN蔵】
米系のシティバンク、英系のスタンダード・チャータード銀行と外資系銀行にて、20年以上、外国為替ディーラーとして活躍。
その後、独立し現在は投資情報配信を主業務とする株式会社ADVANCE代表取締役。 為替を中心に株式、債券、商品と幅広くマーケットをカバーして分かりやすい解説を行っている。

長期のファンダメンタルズ+短期のテクニカルを組み合わせて実践的なリポート、セミナーを展開。 ドル、ユーロなどメジャー通貨のみならず、アジア通貨を始めとするエマージング通貨でのディーリングについても造詣が深い。 また海外のトレーダー、ファンド関係者との親交も深い。

「YEN蔵」の名でブログ「YEN蔵のFX投資術-ドル、円、ユーロ、ポンド、オーストラリアドルで世界に投資」を開設。 為替市場に対するコメントなどで多数のアクセスを集めている。
また、Twitterでは「YENZOU」でマーケットの動きをつぶやいている。