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世界経済が減速の見通しとなり、ユーロ相場を中心にリスクオフの動き
世界的に株価の下落が目立った昨晩の海外市場
こんにちは。
YEN蔵(@YENZOU)です。
世界的な景気減速の兆候が現れています。
昨晩は欧米市場で株価の下落が目立ちました。
ドイツDAX(ドイツ株価指数)は2.6%の下落、英FT100指数は1.1%の下落、フランスCACは1.8%の下落となりました。
米国でもNYダウが-0.87%の下落、SP500が-0.94%の下落、ナスダックは-1.18%の下落と株式指数は軒並み下落しました。
米国マーケット | ||
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海外指数 | 前日終値 | 前日比 |
NYダウ | 25,169.53 | -220.77(-0.87%) |
ナスダック総合 | 7,288.35 | -86.93(-1.18%) |
S&P 500 | 2,706.05 | -25.56(-0.94%) |
ユーロ圏の景気減速は予想よりも長く幅広い?
欧州委員会は四半期経済予測で2019年のユーロ圏の成長率を1.9%から1.3%に、2020年を1.7%から1.6%に下方修正しました。
これは2018年の1.9%から大きく低下するという予想です。
その原因としては、世界的な貿易摩擦や公的債務の拡大によってユーロ圏の景気が減速すると見込んでいるようです。
ドイツ商工会議所は2019年の成長見通しを1.7から0.9%に引き下げました。
工業部門で貿易摩擦が事業を鈍化させているとしました。
クーレECB専務理事(ブノワ・クーレ)はユーロ圏の景気減速は従来の予想より長く、幅広くなる恐れがあると述べました。
英中銀は昨晩金融政策を据え置きましたが、英経済は2018年終盤に減速して2019年に入ってさらに減速したと見られると発表。
減速の理由としては、海外の景気の減速やブレグジットを巡る不確実性の影響としています。
インフレ報告では2019年の成長率の予想を1.7から1.2%に、2020年の成長率の予想も1.7から1.5%に引き下げました。
このように昨晩は欧州、英国の機関が2019~2020年の成長見通しを相次いで下方修正したことでマーケットの雰囲気が悪くなり株価下落を加速させました。
ユーロ円は昨日の世界的な株価下落の影響から下落
チャートはユーロ円の時間足です。
125円付近がレジスタンスとなり、昨日の世界的な株価の下落を受けて124.34付近まで下落しました。
このレベルは2月1日の安値124.36付近となり短期的なサポートレベルになっています。
戻りは一目均衡表の基準線の124.70付近となっています。
124.30~40がサポートできないと、1月25日の安値123.78付近への下落と見ています。
ユーロ円時間足チャート相場(ヒロセ通商LIONFXより)
(チャート:ヒロセ通商より)